COMMENTS ON YURIA & ERIKA.
舞台や映画、アートに音楽までをブレンドした、立体的な詩のような作品に魂を奪われる
舞台はすばらしく思慮深いものであった。本物のアバンギャルドな作品だった。ユリアがこんなに美しいものを創作したことにお礼のおじぎをしたい。エリカもダンサーの少女たちをすばらしく育て上げ、ユリアとエリカは息の合ったデュエットを奏でているようだ。招待をいただいたおかげで、私と夫はまったく別世界に入り込んだような感覚になった…。このような舞台は未だかつて観たことがなかったから。
Media Performance
「マイブリッジの糸とモーションのリズム」
- Elżbieta Wojciechowska
この映画は、映像の中で彩られた俳句のようだ。重いテーマを繊細かつ素晴らしく描いている。
この映画の中に出てくる少女たち、7歳から14歳の4姉妹は、義理の母との難しい関係性を素晴らしく繊細でかつ美しく演じていた。
まさに今の時代こういった映画が必要だと思う。
映画「赤糸で縫いとじられた物語」
- Lech Majewski 監督
各々のシーンの描写の切り替わりと音楽のアクセントが、ピリッとして緊張感とセンスがあって、いいですね。
ラストは、虎の子らしい哀しげなはかない妖艶な世界の中にも、美しい清らかな世界観がありますね。
素敵だなと思います。
実は眼を閉じていた内側の世界…眼を開けたら、終わっていた…
そんな本の中のようなストーリーですね。
本当に素敵でした。
舞台「踊りたいけど踊れない」
- Pianist 須藤信一郎
INTRODUCTION
ユリアとエリカという双子の少女たちが
赤い糸で縫いとじた物語は
ころころ坂を転がって
異国の貨物船に転がり込みました
貨物船には美しい少年の船乗りがいて
赤い糸をほどきながら
不思議な物語に読みふけりました
知らぬ間に船は港を出て
世界で一番小さな海へと漕ぎ出しました
それは、少女たちの涙の海
いったい物語はどこに向かっているのでしょう
無垢でエロチックで不思議な物語は
あんどうこうへい
Kohei Ando
Professor Emeritus of Waseda University
THEATRICAL WORKS
2008年 「箱庭の詩」(愛媛県県民文化会館)
2010年 「残夢2010」(ポーランド・ケルツエ市市制1000年記念芸術祭 正式招待)
2011年 「踊りたいけど踊れない」寺山修司原作 (座・高円寺)
2013年 「思い出盗まれた」寺山修司原作 (なかやまフラワーハウス)
2014年 「踊りたいけど踊れない」寺山修司原作 (文化庁「メディア芸術祭 松山展」)
2015年 「海のリボン」寺山修司原作 (なかやまフラワーハウス)
2016年 メディアパフォーマンス「マイブリッジの糸とモーションのリズム」山村浩二 × TORANOKO P. A. C
(ポーランド、プシェミシル市国際芸術祭 正式招待)
2017年 メディアパフォーマンス「マイブリッジの糸とモーションのリズム」山村浩二 × TORANOKO P. A. C
(ポーランド・クラコフ市“Etiuda & Anima国際アニメーション映画祭” 正式招待
2020年 「ショパン ビレッジ フェスティバル in 砥部町」オンライン上映でのパフォーマンスを世界配信
2022年 「女生徒」太宰治原作 (内子座)
2024年 「YOU ARE MAGIC」ライブパフォーマンス &「女生徒」太宰治原作 パフォーマンス
現実と非現実の狭間を行き交う少女たち
息つく暇もなくゾワゾワしたりほころんだり、哀しくなったり絶望的だったり愛らしかったり…妖しくも耽美的な世界…
TORANOKO P.A.C について→
FILMS
2001年 自主制作映画「TUTU」 (ぴあフィルムフェスティバル 入選)
2009年 Short Film「Miuro」 (第2回下北沢映画祭コンペティション部門 ノミネート)
2010年 maxellハイビジョンシアター映画「Canna Lily」
2019年 Feature Film「赤糸で縫いとじられた物語」 Inspired by 寺山修司
▶︎第12回NNW国際映画祭, Poland 国際長編映画プロフェッショナル部門 “審査員特別賞”受賞
▶︎Canadian Cinematography Award “撮影賞”
▶︎NY Cinematography Award “ファイナリスト”
▶︎LONDON BEST Film Awards 長編映画部門“ベスト女優賞”受賞 (主演/亀岡千聖)
▶︎Global Indie Film Festival, Scotland オフィシャルセレクション部門“ノミネート”
▶︎Paris PLAY Film Festival ベスト長編映画 “ファイナリスト”選出
▶︎ECU - European Independent Film Festival オフィシャルセレクション部門“ノミネート”
▶︎Ramsgate International Film & TV Festival オフィシャルセレクション部門“ノミネート”
▶︎Cannes Film Awards “ベスト長編映画賞”
▶︎Wallachia Int'l Film Festival 長編映画部門“ベスト助演女優賞”受賞 (石原理衣)
▶︎Sydney Women’s International Film Festival オフィシャルセレクション部門“ノミネート”
2020年 Music Video「Hide & Seek」 Chopin Village Festival 2020より
▶︎BEST Music Video Award “ファイナリスト”
▶︎Kosice International Monthly Film Festival“ファイナリスト”
▶︎Munich Music Video Awards“セミファイナリスト”
▶︎VERMIOSE Music Video Award“ノミネート”
2021年 短編映画「FLASHBACK BEFORE DEATH」(石原理衣 & 小野川浩幸監督)にアートディレクターとして参加
▶︎Sitges Film Festival “BEST SHORT FILM NEW VISION受賞”
2022年 JAPAN FILM COMMISSION 日本プロモーション映像「33 -Thirty three-」
2023年 短編映画「THE TREE OF SINNERS」(石原理衣 & 小野川浩幸監督)にアートディレクターとして参加
2024年 イギリスの現代アート賞 ”Aesthetica Art Prize 2024”を受賞
2024年 短編映画「俗天使」Inspired by 太宰治原作「女生徒」より
「赤糸で縫いとじられた物語」について→
唯一無二のもの
唯一無二の毒と清らかさ
この夢のような世界で解き放たれる感情は、
まだ大人への成長段階にある感覚の自由と柔軟性を反映している
OUR STORY
姉妹には日本のアヴァンギャルドなアート作品を受けとめる特異な感受性が備わっており、彼女らはアーティスティックな言語を多感な少女たちを通して、美しくそして思慮深く表現している。それは新たな芸術、新たな世界観を生み出す試みである
松下ユリア〈監督・演出・脚本・振付・Makeup〉
松下エリカ〈衣装・振付・写真・ヴォーカル〉 姉妹
TORANOKO Performing Arts Company プリンシパル
総合芸術家
愛媛県松山市出身、姉のユリアは1977年に、妹のエリカは1980年に愛媛県で生まれる。日本人の父親は国際交流の大家で、姉妹も幼い頃からアフリカ、南米、ヨーロッパをはじめ五大陸を歴訪しグローバルな視野を広める。ポーランド人の母親は芸術一家の出身で、祖父はヤヌス・レナルトヴィッチ、ポーランドの教科書に載っているほど有名な画家・インテリアデザイナーである。舞台女優の叔母の影響もあり、姉妹は少女時代からアートが身近にある環境で育つ。また3歳の頃からクラシックバレエを習い、舞台芸術の素養を育む。
ユリアはアート&ファッションを学ぶためイギリスのLondon College of Fashionに進学。Make-up for Performing Artsの分野でハイディプロマを取得。
同年エリカは、イギリスのバレエ学校Elmhurst Ballet Schoolに進学しクラシックバレエだけでなく、ミュージカル、コンテンポラリーダンスなど多種多様なダンスを学ぶ。また芸術部門で高校卒業資格/Aレベル最高評価Aを取得。
CONTACT
Tel: 090-8287-4210
Email: toranoko_p.a.c@toranoko-performing-arts-company.com
〒 790−0045 愛媛県松山市余戸中2丁目7−5